@てるさん

第二回

3月に入りました。
今年は寒い日が続き、首都圏でも雪が積もり春の芽吹きが遅れています。
不動産の代表的な減税項目についてお話します。

【不動産取得税】
土地・建物を取得した場合に地方税として納税するものです。
税額計算の方法は
① まず住宅(建物)について、建築された年による控除額が適用されます。
新築住宅の場合には1200万円が控除されます。
軽減税額=[建物評価額—1,200万円]x3%
(注:一定の認定長期優良住宅は1,300万円)

ここで使われる建物評価額とは・・・?
<原則的には建物建築時のコストという考え方で延べ床面積の1㎡あたりの金額を決めそれに床面積を乗じることになりますが、使われる資材等の価格相場の7割程度をもとに当局により評価された価格です。>

② 土地については その近隣の主要な路線価の7割程度を目安に算定されます。
また道幅や道路状況、インフラ状況により標準値に加減された1筆ごとの平米単価を算出し、土地の占有面積を乗じたものが土地の課税評価額(固定資産税評価額)となります。
この土地に建物が建っている場合には「住宅用地の税額軽減の特例」が適用となり
2分の1に軽減されます。
税額=固定資産税評価額 x 1/2 x 3% − 軽減額
軽減額= ア)またはイ)のいずれか多い額) x  標準税率
ア) 45000円
イ) 土地1㎡当りの評価額 x 1/2x 1戸当たりの床面積 x 2x3%
(但し200㎡が限度)

注:住宅用地とは一定期間内に特例適用住宅を取得した場合に限ります。

少しわかりにくいかもしれませんが、住宅用地を購入後居住用の建物を建設する場合に土地・建物に大きく減税効果が出てきますね・・・・。